災害に強い企業に

明けましておめでとうございます。

元旦から天候に恵まれ、穏やかな新年の幕開けとなりましたね。皆様にとって平穏で実り多き年になりますようお祈り申し上げます。

  

昨年は、というか近年は各地で多くの自然災害に見舞われています。ここ遠州でも一昨年は甚大な台風の被害、昨年は大雨による浸水の被害が発生しました。

 

弊所のお客様からも工場・作業場が浸水した、温室の屋根が吹き飛ばされた、というようなお話を伺いました。

 

国土強靭化という言葉を報道で耳目にしますが、中小企業経営についても政府の「事業継続力強化計画の認定」という支援策が用意されています。

 

 

これは中小企業が自社の災害リスクを認識し、防災・減災対策として取り組む項目を書類にまとめて申請するもので、認定されると、税制優遇、低利融資、補助金の優先採択などのメリットが得られます。

 

 

 

申請に記載する事項は以下のとおりです。

①企業概要

②自然災害が事業活動に与える影響

③初動対応

④事前対策

⑤事前対策の実効性確保

 

この検討のステップとしては以下のとおりです。

①目的(何のために取り組むか)を明確にする

②災害リスクを理解する(ハザードマップなど活用)

③初動対応の方法を決める(人命確保、緊急連絡体制、情報共有の方法等のし方)

④具体的な事前対策を決める(社員の多能工化、設備の更新耐震化、保険加入、データバックアップ等)

⑤平時の推進体制を決める(どうやってPDCAをしていくか)

(参考:浜松商工会議所NEWING P.12)

 

詳しくは、中小企業庁HPより事業継続力強化計画のページをご覧になってみてください。

 

弊所もこれを機に取り組んでみたいと思っています。

 

今年も“みそら”をどうぞよろしくお願いいたします。