経営業務管理責任者の証明

 

今週は、熱絶縁工事で一般建設業新規許可を取得されたお客様に

許可書類一式をお引渡ししました。

 

経営業務管理責任者の証明をする際に、建設工事を請け負った実績を

裏付ける資料ですが、静岡県の場合、いくつかの書類のパターンがあります。

1.工事請負契約書
2.工事注文書および請書
3.請求書および通帳

基本的に上記3種類のいずれかが必要です。
1と2と3が混ざっていても構いません。


ただし建築一式工事の場合には工事請負契約書があることが想定されているため、

注意が必要です。

また建築一式工事であるか専門工事であるかの判断が難しいため、静岡県では

建築確認書(検査済証)の提示も併せて求められています。

ちなみに一式工事は、他の 27 の専門工事とは異なり総合的な企画、指導、

調整のもとに土木工作物又は建築物を建設する工事であり、専門工事をいわば

有機的に組み合わせて建設工事を行う場合を想定しています。

 

したがって土木一式、建築一式工事の許可を受けても、他の 27 の専門工事の

許可がない場合は 500 万円以上(税込み)の専門 工事を請け負うことはできません。 

ひとつの裏付け資料の日付と、次の年度の裏付け資料の日付との間を

1年以上開けると審査で不利になります。
それは1年未満の日付の裏付けが繋がることで、通算の経験年数が最短距離で

計算できる規定だからです。

 

詳しい計算方法はまた別の機会にご案内したいと思います。

 

                      行政書士 塩﨑宏晃

 

みそらの建設業ページ

https://www.misora.or.jp/kensetsugyo/

 

 

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