建設業のエコアクション21

経審を受審し市や県の公共工事を受注しているお客さまからエコアクション21の取得についてご相談を頂きました。

 

エコアクション21 は環境省がガイドラインを策定しており環境に配慮した企業経営の仕組みを認定する制度です。ISO14000(環境)の日本国内版、小規模事業者向けなどとも呼ばれています。

 

全国に7千数百社、静岡県内はその1割ぐらい存在するようです。

静岡県が進んでいるのは、早くから自治体でもエコアクション21認証企業に入札参加等のアドバンテージが与えられたことも大きいと言われています。

 

今回の建設業のお客様の相談も、直接は総合評価方式での加点が一番の動機となっています。

 

 

内容は家庭の省エネ、節約の考えを会社に置き換えるようなもので、難しいものではなく、日常の業務の中でコツコツと取り組む、やさしい身近な制度です。

 

 

具体的には、電気の使用量、化石燃料の使用量、水の使用量、廃棄物の排出量、化学物質の使用量、リサイクル品の使用量、について目標を決め、月ごとに集計しそれをレポートにまとめて事務局の審査を受けます。PDCAサイクルですね。

 

その前に必要とされているのは、自社の経営環境をみなおして、課題を設定し、その解決のためにエコアクション21を活用する、という経営方針と経営計画のなかに取り込むこととされています。

 

いわば「儲けるための、エコアクション」です。

ただ「地球環境にやさしい」で企業の存続にマイナスになっては本末転倒ですからね。

 

専門家の先生をご紹介し、今年度内の認証を目標としました。

これからが楽しみです。