私の通勤ルートである磐田バイパスは平成25年(2013年)に4車線化が実現して、運転がすっかり楽になっています。
しかし静岡県を通る国道1号は渋滞に悩まされている区間がまだまだあります。
弊所では4か月に一度のペースで所内の親睦イベントをしているのですが、先月は国土交通省静岡国道事務所のご協力を頂き、藤枝バイパスの4車線化工事の現場を見学させていただきました。
(L型擁壁の配筋工事)
実は当日、約束の時間よりも30分近く遅刻してしまいました。バイパスの藤沢~島田付近は中山間地を通っていますが、建設当時はコストを抑えるため地形に沿ったルートが取られました。そのため起伏が多く渋滞が起こりやすいのです。国道事務所の方から開口一番「まさにその渋滞を緩和するために、私たちは工事をしているのですよ!」と言われて納得しました。
バイパスの渋滞は交通事故や経済損失の原因のひとつと考えられています。ちなみに新東名高速道路は平たんでまっすぐなルートが取られているため、トンネルと橋が多いですが運転はしやすいですね。
さて事務所で現場代理人の方からレクチャーの後、次の2箇所を案内していただきました。
1.橋脚コンクリート拡幅工の仮設(鋼矢板の圧入)工事
2.トンネル手前のL型擁壁の鉄筋組み立て工事
長い鋼矢板が専用の機械であっという間に地中に入っていきます。
バイパス直下には民家が迫っていますが、これで狭いスペースでも安全かつ効率的に作業ができます。
擁壁工では交差する鉄筋と鉄筋を結束線で固定している部分を間近に見せていただきました。
擁壁の先はこの秋から新しくトンネルが掘られる予定です。
現場見学の後は、焼津港の近くのお店で、おいしい海の幸を頂きました。
次の企画はどうしようかなぁ と考える日々です。
(鋼矢板の圧入工事)