ガチ勢、エンジョイ勢

パリ五輪が盛り上がっていますね。

オリンピックイヤーの夏は、やはりオリンピックの感想を記事にしたいと思います。

 

開幕後、最初の週末に柔道とスケボーのふたつの競技をテレビで観戦しました。

柔道は阿部一二三選手、スケボーは吉沢恋選手が活躍していました。

 

柔道を観戦している時は、格下の選手にうっかり倒されたらどうしよう、

という不安な気持ちで、試合時間(基本4分間)は観戦している

こちらまで息苦しさを感じました。

無事に金メダルが取れて、ほっとした、という心境です。

 

かたやスケボー。

まず試技の時間が短い。

種目にもよると思いますが、私が見たときは10秒ぐらいです。

会場の雰囲気に悲壮感はなく、皆で技を楽しみあっている様子。

そして吉沢選手をはじめ、中学生が当たり前のように出場しています。

なんだか楽しそうだな、と思っているうちに、金メダルが決まってしまいました。

 

タイトルの「ガチ勢、エンジョイ勢」は小学生の次男坊が使う言葉です。

オンラインゲームに興じる際、勝ち負けにこだわる人が、ガチ勢、

そこに固執せず、楽しむことを優先する人が、エンジョイ勢、ということです。

 

オリンピック選手は、どんな競技であれ、間違いなく「ガチ勢」だと思います。

ただ柔道を観た後でスケボーを観ると、どことなく選手たちが「エンジョイ勢」に

見えてしまうのは、いったいなぜだろうと思いました。

 

競技の歴史、関係者が寄せる期待の大きさによる重圧が全然違うのでしょうね。

当事者ではない私もTV越しにその雰囲気に飲み込まれるのだと思います。

それが嫌だ、という訳ではありません。むしろそこに憧れもあります。

 

子供の世界では、ガチ勢、エンジョイ勢、どちらもアリです。

世代交代が進むにつれ、ふたつの価値観がミックスするようになるのでしょうか。

 

ガチとエンジョイ、どちらも中途半端な私の感想でした。