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職業インタビュー#003 「グリーンプロサービス(株)」代表取締役 鈴木 俊多

探検心が導いた人生 元日本代表が語る「仕事・サッカー・生き方」インタビュー

「本気でやるなら、日本代表になるか、死ぬかくらいの覚悟でやる。」

船乗りの学校を辞め、内定を手放し、沖縄へ。
探検心に突き動かされるように人生を選び続けた一人の男は、ビーチサッカー日本代表として第一線で活躍し、今は造園という自然と向き合う仕事に辿り着き、ビーチサッカーチームの代表と造園業を両立している。サッカーと仕事、そして人生は本当に繋がっているのか。

本記事では、元日本代表という異色のキャリアを持つ造園職人に、「仕事観」「若者へのメッセージ」「本気で生きるということ」について深く語ってもらった。探検心から始まった学生時代、セカンドキャリア、そして建設・造園業のリアルな魅力まで。
進路に迷う人、何かに本気で打ち込みたい人にこそ読んでほしい、人生・仕事への覚悟と遊び心に満ちたものとなっています。

【原点と学生時代 探検心から始まった人生】

 

「探検が好きだった幼少期と学生時代」

 

――小さい頃に好きだったことは何か?そしてどのような学生時代を過ごしてきましたか?

一番好きだったのは「探検」です。子どもの頃から、見たことのない場所や、知らないところに行くことが好きでした。そういった場所に行くことが、一番ワクワクしていたと思います。なぜ探検が好きだったのかと聞かれると、理由ははっきりしていませんが、やはりロマンやワクワク感があったのだと思います。知らないものを見ること、自分が見たことのないものをどんどん見たいという気持ちは、昔から強かったのだと思います。

 

 

「このままではつまらない」と気付いた高校時代」

 

学生時代についてですが、正直に言うと、特別なことがあったわけではなく、ごく普通でした。 ただ、高校生くらいのときに、ひとつの気づきがありました。ただダラダラ生きているだけでは、つまらないなと感じたのです。それまでは、特に何かに本気で取り組んでいたわけではありませんでした。船乗りの学校には通っていましたが、強い部活動に所属していたわけでもなく、何かを必死に頑張っているという感覚もありませんでした。普通の人と同じように生活していました。しかし、高校生くらいの頃に、「このままではつまらない」と思うようになりました。そこから、何かに本気で向き合い、チャレンジしている方が楽しいのではないかと考えるようになり、少しずついろいろなことに取り組むようになりました。通っていたのは船乗りの高専で、5年間通う学校でした。5年目の最後の1年間は、乗船実習として日本一周をし、その後は世界を回るというプログラムがありました。ただ、2年生から3年生の頃には、このままではいけないと感じていました。自分が本気で向き合えるものを見つけたいと思い、そのときに選んだのがサッカーでした。チームは11人も揃わないような環境でしたが、自分なりに真剣にサッカーと向き合うようになりました。そうなると、1年間の乗船実習でサッカーができなくなることが、もったいないと感じるようになりました。若いうちしかできないサッカーを、1年間も止めるのは大きなロスだと考えたのです。その結果、学校は4年の途中で辞め、サッカーが強い大学へ進学することを決めました。当時は多くの人が関東一部リーグの大学を目指していましたが、そういった大学はサッカー推薦の選手が中心で、一般入試から試合に出るのは難しい状況でした。調べていく中で、亜細亜大学の監督は、推薦か一般かに関係なく、実力があれば使ってくれるという評判があることを知りました。そこしかないと思い、受験して亜細亜大学に進学しました。大学時代は、ほぼサッカー一色の生活でした。
 
就職についても一度は内定をもらっていました。不動産関係の会社です。当時はプロサッカー選手を目指していましたが、プロと試合をする中で、経験の差を強く感じるようになりました。プロのトップレベルとの差は大きく、この差を埋めるのは難しいと感じ、就職を選択しようと考えました。

 

 

「ビーチサッカーとの出会いと、沖縄への挑戦」

 

どこかモヤモヤした気持ちは残っていました。そんなとき、テレビでビーチサッカーのラモスジャパンがワールドカップでベスト4に入ったというニュースを見ました。もともと海が好きで、大学時代もよく海に行っていたこともあり、海とサッカーが合わさったビーチサッカーに強く魅かれました。大学4年の夏頃にビーチサッカーの練習を見に行き、「これをやろう」と決めました。内定は断り、大学も後期の授業を残したまま、その年のうちに荷物を持って沖縄へ行き、練習生として参加させてもらうことになりました。

 

 

「夢の根底にあった「見たことのない世界」

 

――小さい頃の夢は何ですか?

小さい頃の夢について振り返ると、「ONE PEACE」を見て船乗りになりたいという思いも、サッカー選手を目指した理由も、根本は同じでした。 それは、見たことのない世界を見たいという気持ちです。日本代表になれば、さまざまな国に行き、知らない世界を見ることができます。サッカーが好きという気持ちに加えて、その探検心が結びついていたのだと思います。その意味で、夢はずっと繋がっていました。

 

 

「何にでも挑戦できる自信」

 

――日本代表での学びは何ですか?

代表としての経験から学んだことはたくさんありますが、サッカーも仕事も人生も、本質は同じだと感じています。どうすればうまくいくのかを自分で考え、行動し、人のせいにせず、失敗と成功を繰り返しながら学び続けること。その積み重ねによって、日本代表や日本一、アジアチャンピオンといった目標を達成することができました。その経験から、「同じように努力すれば、何にでも挑戦できる」という自信が生まれました。それが、今にもつながっている大きな学びだと思います。

 

 

 

【造園仕事との出会い】

 

「自然と父親の背中が導いた仕事選び」

 

――造園という仕事をしようと思った理由・きっかけは何ですか?

そもそも、植物が好きというのがあります。特に木が好きです。それも探検心と繋がっていると思います。木には樹齢が何千年というものもあり、それが昔からすごいなと思っていました。自分はまだ生まれて何十年しか経っていないのに、その木は何千年もこの地を見てきたんだと思うと、強いロマンを感じます。やはり自分の中では「好きなことを仕事にしたい」という思いが強かったのだと思います。もうひとつ大きいのは、父親の存在です。父親も造園の仕事をしていました。小学校くらいの頃に辞めてしまいましたが、父はもともとは自営で造園をやっていて、その後、バブル崩壊などもあり建設会社に入っていました。子どもの頃、公園を作ったりしている父親の姿を見て、かっこいいなと感じていました。そうした記憶もあって、自分が仕事を選ぶときに、造園という仕事が一番しっくりきたのだと思います。もちろん、最初から迷いがなかったわけではありません。サッカーを辞めて浜松に戻ってきたときは、まず生活のために派遣に登録し、工場で半年ほど働きました。給料は悪くありませんし、人も優しかったのですが、チャイムで仕事が始まり、チャイムで休憩に入るという働き方には、正直なかなか慣れませんでした。決められた時間の中で安定して働くことは、とても大切で尊いと思っていますし、長く続けている方々は本当にすごいと感じています。その一方で、自分自身は決められたリズムの中で働くよりも、状況に応じて考えながら動く働き方のほうが向いていると感じ、「自分に合う仕事を選びたい」と思うようになりました。

造園の仕事はしっくり来ていました。しかし、5年ほどは本当にこれでいいのかは自分でも分かりませんでした。迷いながら続ける中で、気付けば「これだな」と思うようになっていました。自然が好きで、植物が好きで、親も同じ仕事をしていた。自然が好きだからビーチサッカーをやっていたのもありますし、サッカーも含めて、すべて好きなことで繋がっていると思います。外でご飯を食べるだけでも美味しいと感じるタイプなので、家の中より外で過ごす方が好きでした。外で仕事をして、自然を感じられる、そんな働き方に魅力を感じていたのだと思います。

 

 

「アスリートのセカンドキャリアとしての造園」

 

――アスリートのセカンドキャリアとしての造園業はどうですか?

セカンドキャリアとして造園を始めましたが、正直、サッカーに熱中しすぎていたため、30歳くらいまではその後の人生をあまり考えていませんでした。仕事についても、5年以上は迷いながら続けていたと思います。これから先、何の仕事をして生きていけばいいのか分からず、いろいろな仕事をしながら悩んでいました。植物が好きとはいえ、造園の仕事も大変なことは多く、本当にこれを続けていくのかと考えることもありました。それでも、悩みながら続けていく中で、結果的に「やはり造園をやりたい」と思うようになりました。

 

 

 

【仕事観と建設・造園業の魅力】

 

「形に残る仕事の誇り」

 

――この仕事の魅力ややりがいはどんなところですか?

造園や建設業の魅力についてですが、自然の中で仕事ができることは大きな魅力です。それに加えて、直接「ありがとう」と感謝される機会が多い仕事でもあります。お客さんだけでなく、散歩中の人からも感謝の言葉をかけられることもあります。また、建設業は形に残る仕事です。父親が作った公園で、今でも自分や子どもが遊ぶこともあります。自分が関わったものが形として残るというのは、誇れる仕事だと感じています。

 

 

「独立への道」

 

――なぜ独立したのですか?

最初に勤めた造園会社は、ジュビロ磐田のサッカー場の芝生管理などを手掛けている会社でした。サッカーに関われること、そして自然の中で仕事ができる点に大きな魅力を感じました。工場で働いていた頃、サッカー教室の依頼を受けたことをきっかけにその会社と知り合い、「面白そうだから入れてください」とお願いして働かせていただくことになりました。実際に現場を経験する中で、仕事そのものの面白さや、造園という仕事の奥深さを強く感じるようになりました。その一方で、年齢や経験を重ねるにつれ、「自分の考えや判断に責任を持ち、仕事全体を動かしてみたい」という思いが少しずつ大きくなっていきました。また、どうせ仕事に向き合うのであれば、成果や工夫がそのまま評価や収入につながる環境で挑戦したいという気持ちもありました。リスクはありますが、会社員として働くよりも、自分自身で取り組むことで、より多くの可能性に挑戦できると考え、独立を決意しました。

 

 

「すべての仕事はサービス業」

 

――この仕事でお金以外に得られるものは何ですか

この仕事で得られるものについてですが、結局どんな仕事でも共通していると思っています。お客さんが求めていることを理解し、それを実現して満足してもらえれば、その対価が得られる。だから、コミュニケーション力やサービス精神は非常に大切です。すべての仕事はサービス業だと思っています。この仕事を通して、気が利くようになること、相手の立場で考える力が身につくと思います。

 

 

「若手育成と仕事で大切にしていること」

 

――若者にビーチサッカーや造園の仕事を教える上で大切にしていること・意識していることは何ですか?

若者を教える立場として大切にしていることは、全員に同じ能力を求めないことです。人それぞれ性格も違えば、向き不向きもあります。できないことだけを見るのではなく、その人の得意な部分や向いている部分を見つけて、長所を伸ばしていくことを意識しています。そのため、同じ基準で考えないことを大切にしています。

仕事をする上で大切にしていることについてですが、少し話した通り、造園業は職人仕事ではあるけれど、同時にサービス業だと思っています。 だから、若手にも「造園業はサービス業なんだ」という意識を持っていてほしいと伝えています。お客さんがいてこその仕事なので、お客さんが求めているものを理解せずに、どれだけ技術的に良い仕事をしても、それは本当に良い仕事とは言えないと思っています。まずは、お客さんが何を求めているのかを、しっかりコミュニケーションを取って理解することが大事です。 例えば、「この木をこう切ってほしい」と言われたとしても、その切り方をすると木が枯れてしまう場合もあります。そういうときは、「この切り方だと枯れてしまいますよ」「こういう形はどうですか?」と提案して、お互いが納得した上で仕事をすることが大切だと思っています。あとは、「来た時よりも綺麗にして帰る」という意識です。せっかく緑の手入れをしても、片付けが雑だと台無しになってしまう。だから、現場では必ず来た時よりも綺麗な状態にして帰ることを意識しています。

 

「仕事・スポーツ・人生、すべては繋がっている」

 

――スポーツをしながら働くことについてどう思いますか?

スポーツをしながら働くことについてですが、仕事もサッカーも、プライベートや人生も、全部繋がっていると思っています。 仕事をしながらサッカーのヒントを得ることもあれば、サッカーを通して仕事や人生の学びを得ることもあります。全部を切り離して考えることはできなくて、真剣に取り組んでいれば、どれも互いに影響し合って成長できると思います。仕事を頑張ればサッカーもうまくなるし、サッカーを突き詰めれば仕事や人生にも活きてくる、そんな感覚です。

 

 

 

【未来の組織像と事業ビジョン】

 

「誇りを持てるチーム・組織づくり」

 

――今後、会社や指導されているビーチサッカーチームをどんなものにしていきたいですか?

今後どんな会社、どんな組織にしていきたいかというと、具体的な形というよりも、そこに関わる人たちが誇りに思える場所にしたいです。 チームのメンバーだけでなく、関わってくれる人たちが「あのチームに関わっている」「あの会社の仕事をやっている」と胸を張って言えるような、誇りを持てる組織にしたいと思っています。

会社の事業についてですが、造園だけでなく、建物周り全体の維持管理ができる会社を目指しています。 庭や工場などの施設の緑地管理は、その建物や施設の一部に過ぎません。だから、緑地だけでなく、照明、防犯設備、空調、清掃など、建物周り全体をまとめて管理できる会社にしたいと考えています。そのために電気の資格を取ったり、設備関係にも取り組んでいます。造園と繋がりのある「建物周りの維持管理」を軸に据え、今は力を入れていきたいと考えています。

 

 

 

【価値観・モットー・理想の人間像】

 

「若い頃の自分へのアドバイス」

 

――若い頃の自分へのアドバイス・若いうちにしておくべきことはありますか?

ほとんど後悔はありませんが、唯一あるとすれば「海外に住んで英語を話せるようになっておけばよかった」ということです。英語は勉強しましたが、やはり住まないと本当には身に付かない。将来的には日本だけでなく海外でもビジネスをしたいと思っているので、その点では英語はやっておくべきだったと感じています。

 

「モットーは“本気”と“遊び心”」

 

――仕事や生きていく上で大切にしていること・モットーは何ですか?

仕事や生活の中で大切にしているモットーは、「何事も本気で取り組む。でも遊び心を忘れない」ということです。本気で集中しすぎて余裕を失うと、周りが見えなくなります。サッカーでも同じで、真剣さと同時に少しの余裕や遊び心があるからこそ、良いプレーができる。人生も仕事も同じで、心の余裕や遊び心を持つことが、うまくいく秘訣だと感じています。

 

「困っている人を助けられる存在でありたい」

 

――理想の人間像はどのような人ですか?

それは「困っている人を助けられる存在であり、守りたいものを守れる人間になりたい」ということです。これは結構、本気で思っています。これまでの人生の中で、「自分にもっとお金があれば助けられたのに」とか、「もう少し力があれば、守れたかもしれない」と思った場面が何度かありました。そのたびに、自分の無力さを感じるんですよね。結局、人を助けるにも、自分に余裕がないとできないと思っています。お金も時間もなく、切羽詰まっている状態では、人のことまで考えられません。だからまずは、自分自身が余裕を持てる状態でいることが大事だと思っています。そのために、仕事でもしっかり稼いで成功したい。そうやって余裕ができたら、本当に困っている人を助けてあげられる存在でありたい。スーパーヒーローになりたいわけではありません。ただ、身近に困っている人がいたときに、手を差し伸べられる人間でありたいと思っています。もちろん、誰でも助けるわけではありません。例えば、ギャンブルで借金をして「お金貸して」と言ってくるようなケースは別です。でも、人は誰でも過ちを犯すし、失敗もします。本気で立て直そうとしている人がいて、こちらに余裕があるなら、助けてあげたいと思います。世界を変えたいとは思っていません。ただ、⾝近に困っている⼈がいたときに、⼿を差し伸べられる⼈間でありたいと思っています。守れる力を持っていたい。それだけです。

 

 

 

【最近の若者について】

 

「多様化する価値観との向き合い方」

 

―最近の若者について感じることはありますか?

最近の若者について話していて感じるのは、みんなそれぞれ専門的なものにいきすぎていて、共通の話題が少なくなっているのかなということです。昔みたいに同じテレビを見て、同じドラマの話をすることが少なくなっている。YouTubeSNSで、自分の好きなものだけを見られるから、好みがすごく細分化しているんだと思います。その分、多様化しているとも言えるし、若い世代からすごい人材がどんどん出てきそうだなとも思います。専門分野に特化しやすい時代なのかもしれません。ただ、その分、上の世代が関わりづらくなっている面もあるのかなとは感じます。僕自身はもともと「人それぞれ違って当たり前」という考えが根本にあります。「あ、この人はこういう考え方なんだな」と受け止めるだけで、別にそれを否定することはありません。犯罪とか明らかに悪いことは別ですが、考え方自体はいろんな人がいて当然だと思っています。
 
どんな人からでも学べることはあるし、「ここはすごいな」「ここは合わないな」と思いながら関わるのも面白い。オタク気質の人なら、その話を聞くのも楽しいし、サッカー好きならサッカーの話で盛り上がれる。どんな分野でも、何かに熱中している人は関わりやすいです。

 

 

 

 

【人生や進路に迷う人へのメッセージ】

 

「迷ってもいいという考え方」

 

――人生や進路に迷う人へのアドバイスをお願いします。

アドバイスとしては、僕自身もビーチサッカーを辞めたあと、何年も迷いながら仕事をしてきたので、「迷ってもいいんじゃないか」と思っています。 無理に今すぐ答えを出さなくてもいいし、焦らなくてもいい。迷いながらでも行動していれば、いつか自分なりの答えは見つかると思います。進路や仕事について迷うのは当たり前だと思います。学校を卒業した時点で、社会のことなんて何も分からないのに、「この仕事が一番いい」と分かるわけがありません。実際にやってみて、違うと思えば別の道に行けばいい。やってみないと分からないことばかりです。僕自身も買取事業をやってみたり、いろんなことに挑戦してきました。面白そう、儲かりそうと思ってやってみて、「やっぱ違うな」と思うこともありました。でも、やってみないと分からない。だから、興味があることはどんどんやってみた方がいいと思います。

 

「覚悟を持って本気で取り組むということ」

 

難しいのは、どこで見切るかというところです。大変なことや嫌なことを乗り越えた先に、楽しくなるケースもあります。一方で、本当に向いていない場合もある。その見極めは簡単ではありません。ただ、結局は取り組み方だと思っています。勉強していないわけじゃない、練習していないわけじゃないのに結果が出ない場合、どうやったら良くなるかを本気で考えていないことが多い。僕はサッカーで「日本代表になるか、死ぬか」くらいの覚悟でやっていました。そのくらい本気だから、工夫もするし、時間も無駄にしない。何かを本気でやりたいと思えば、覚悟が生まれます。覚悟を持つためには、心から「これをやりたい」と思えるものが必要です。熱中できないと、やっぱり続かない。
資格試験でも、絶対に取りたいと思って死ぬ気でやれば受かると思います。でも、「落ちたら仕方ないか」という気持ちでやれば、落ちても不思議ではありません。結局はその差だと思っています。何でも、本気で「絶対やる」と思えば、だいたいのことはできる。そう思っています

 

 

100%正解の道はない」

 

―岐路に立った時の判断基準は何ですか?

岐路に立った時の判断基準についてですが、僕は「100%正解の道なんてない」と思っています。 例えば「安定してそうだから公務員になる」と選んだとしても、公務員には公務員なりの大変さがあるはずです。どんな仕事を選んでも、楽なことばかりではありません。だからこそ、その道を選んだときに「大変なことがあっても、それでもやりたいと思えるかどうか」を基準にしています。マイナスなことがあっても、それでもやりたいと思えるなら、きっと続けられるし、やり切れると思っています。

 

 

「面接で見るのは「本気かどうか」

 

―面接で見る基準は何ですか

もし自分が面接官だったら、見るポイントは1つです。技術や経験よりも、「真剣に仕事に取り組むかどうか」。それが一番大事です。本気で取り組んでいれば、技術は後から必ず身につきます。見分けるポイントとしては、「言葉と行動が伴っているかどうか」。
立派なことを言う人はたくさんいますが、それに見合った行動をしているかどうかはすぐ分かります。「こうなりたい」と言っているのに、そのための行動をしていない人は多い。
面接の場だけで完全に見抜くのは難しいですが、これまでどんな生き方をしてきたのかを聞けば、ある程度は分かります。だからこそ、試用期間は必要だと思っています。
数ヶ月一緒に働けば、その人が本気かどうか、言葉と行動が一致しているかは、必ず見えてきます。そこが一番大切なポイントだと思っています。

 

 

 

【インタビュアーからの一言】

 

今回のインタビューを通して強く感じたのは、「人生は一本の線ではなく、すべてが繋がっていくものなんだ」ということでした。船乗りを目指した過去も、サッカーに人生を賭けた時間も、そして現在の造園という仕事も、本人の中ではすべて“探検心”という一本の軸で繋がっている。その一貫した価値観がとても印象的でした。また、造園業や建設業を「サービス業」と捉えている視点も非常にリアルで、技術だけではなく、人との関わり方こそが仕事の本質だというメッセージが伝わってきました。スポーツ・仕事・人生を切り離さず、すべてを学びとして捉える姿勢からは、本気で何かに向き合い続けた人ならではの説得力を感じます。このインタビューは、単なるキャリアの成功談ではなく、「どう生きるか」という問いに対する一つのヒントがつまった時間だったと感じました。読んだ人が、自分の好きなことやこれからの選択について少し前向きに考えられる。そんな力を持った言葉が多くつまったインタビューだと思います。

 

 

【会社情報】

「グリーンプロサービス株式会社」

〒431ー3122

静岡県浜松市中央区有玉南町2034

TEL:造園・空き家事業:050-5536-5971 買い取り事業:050-6863-5987 (電話対応時間 9:00~17:30)

E-mail:info@oniwashokunin.com

HP:https://www.oniwashokunin.com

 

営業内容:造園関連事業、空き家管理事業、買い取り事業、清掃事業