建設キャリアアップシステムの動向

建設キャリアアップシステムの登録方法について、4月から新しい機能が2つ追加されることが公表されました。

 

追加される機能1

現行システムではCCUS未登録の事業者が存在すると、それより下位の下請け業者がCCUSに登録していても、CCUS上の施工体制に登録が出来ないという問題がありました。

 

これを解消するために、未登録の事業者については「事業者の名称」だけ施工体制に登録し、下位の下請け業者を登録することが可能になります。これでCCUS上でも実際の施工体制どおりに登録が出来ます。

 

詳細はこちらから↓

 

https://www.ccus.jp/attachments/show/603b363c-7240-4b11-b46e-80506fabc59e

 

追加される機能2

 

 

技能者登録を「簡易型」と「詳細型」の2段階に分けて、簡易型を選べばより少ない情報で登録できるという機能が出来ます。

 

簡易型の登録項目は次の7つです。本人情報・所属先事業者情報・職種・過去の経歴・社会保険・建退共・中退共

 

詳細型の登録項目は簡易型7項目にプラスして次の7つです。労災特別加入・健康診断・学歴・基幹技能者・保有資格・研修受講・表彰

 

詳細はこちらから↓

https://www.ccus.jp/attachments/show/603b3660-bec4-44ed-8d6c-7fb86fabc59e

 

 

別件でひとつご案内です。

 

国土交通省の調査によると、建設キャリアアップシステムに登録している企業に対して33都道府県が、入札契約制度における優遇措置を講じている、あるいは検討しているということが分かったそうです。

 

ちなみに我が静岡県については、総合評価落札方式での加点、入札参加資格登録における加点を既に実施しています。令和3・4年度の入札参加資格申請に先立ち、多くの事業者様がCCUSの登録を済ませられました。

 

2月末現在のCCUS登録数です。

全 国 事業者95,369者 技能者485,822名

静岡県 事業者  2,334者   技能者  10,200名

 

詳細はこちらから↓

https://www.ccus.jp/attachments/show/603da269-b9ac-40bd-b223-78a76fabc59e