来るべき大震災に向け、中部版「くしの歯作戦」の実効性を高めるため、国土交通省中部地方整備局では、入札参加資格を有する建設業者を対象とした、事業継続計画(BCP)の認定制度をスタートしました。
中部地方整備局HP
http://www.cbr.mlit.go.jp/saigai/bcp_nintei/index.html
私はあの東北の震災後約1か月後に、宮城県気仙沼市と陸前高田市へボランティア作業に訪れました。まるで空襲に遭った焼け野原の町のように、見渡す限りがれきの山となってしまった陸前高田の地、ひと気のない一帯で目についた唯一の方は、国土交通省の水色の車両に乗った職員の方でした。
東北自動車道とそこから沿岸部に伸びる国道等が利用できなければ、復旧活動はもっともっと
時間と労力と費用を要したのではないか感じました。
この東北自動車道から沿岸の道路へのアクセスを早期に実現したのが、国交省東北地方整備局が実行した道路啓開の「くしの歯作戦」です。
東北地方整備局HP「震災伝承館」
http://infra-archive311.jp/s-kushinoha.html
そして復旧の足掛かりとなった作戦は、地域の建設会社の皆さまのご尽力なくして成しえないことだと思います。そういう意味でこの制度が拡大していくことを望みます。
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