丸山学さんの著書「行政書士になって1000万円稼ぐ法」を読むにつれて
ムクムクと希望が膨らんでいった頃、東京で丸山学さんから直接、お話を
聞ける機会がありました。
当時、行政書士ビギナー向けセミナーの走りだったと思います。
私は人見知りで、開業前の不安だらけの時期でしたが、勇気を振り絞って
参加をしました。
池袋の雑居ビルに集まったのは丸山さんと参加者5名ぐらい。
本を書いた憧れの著者を目の前にして、私はあがってしまいました。
自分から積極的に質問をすることができませんでした。
少人数のトーク形式だったと記憶していますが、内容はひとつだけなぜか
重要ではないのですが、はっきりと覚えています。
事務所の登録を自宅にするか、別に借りるか、という話題のなかで…
参加者)自宅で登録した場合、打ち合わせ場所はどうすればいいですか?
丸山さん)先方に出向くか、近くの喫茶店でもいいと思いますよ。
参加者)なるほど。コーヒー代はどちらが負担すればいいですか?
丸山さん)それはあなたの方でしょうね(苦笑)
それはそうとして、事務所の登録をどこでするか、という問題を考えて
いかなくてはならない、と改めて感じました。
当時、私の住む磐田郡浅羽町は人口1万人ほど。
東京と比べて街の規模が本当にちいさい。
仕事なんてあるのだろうか?
とにかく、自宅から通えるなるべく大きな街の方がよいだろう。
という成り行きで、浜松市に気持ちが傾いてきました。
浜松市は当時、人口60万人ほど。
2年後に周辺の市町との合併を控えており、人口80万人の政令指定都市に
なることが予定されていました。
人口80万人の政令市なら、仕事が無いわけないさ。
その程度の考えで、具体的に業務は何をするか、集客方法をどうするか、
といったことは全く考えが及んでいませんでした。
ともかく、浜松市内で事務所の物件を探し始めました。
それと同時に、お世話になっていた事務所の所長に「辞めて独立したい」
という話をするタイミングになっていました。