北京オリンピックは連日メダル獲得で盛り上がりました。女子カーリングチームが予選リーグから決勝へと勝ち残る様子にハラハラした方も多いと思います。
カーリングの日本代表チームは、個人として優秀な選手を集めて新しく編成されていません。チーム全体で代表選考されています。北京に代表として出場したのはチーム“ロコソラーレ”でした。
オリンピックのために新しい代表チームを編成しない理由について、インターネット上にこんな意見がありました。
「カーリングで最も大切なのは時間をかけたコミュニケーション。お互いの特徴を理解しあって戦略や氷やストーンの状況を常に意見交換しないと勝てるチームが作れない。」
優秀な選手を寄せ集めてチームを組んでも強い保証はない。
これもカーリングの面白いところです。
静かな試合会場に選手達の会話が響いていたのが印象に残っています。
休憩時間におやつを食べながら戦術を練る“もぐもぐタイム”もすっかりお馴染みになりました。
実は私も十数年前に仕事仲間とカーリングを少しかじったのですが、素人の試合でも、その日のコミュニケーションの良し悪しで結果が左右することを実感しました。
高校で陸上部に所属していた頃を思い出すと、大会で宿泊する時はリレーメンバーだけお膳と布団を並べる、というルールを通していました。バトンタッチが“肝”のリレーとカーリングには、共通点があるように感じます。
昔から“同じ釜の飯を食う”と言われますが、日常の何気ない共同行動が結果にも微妙に影響してくるのでしょうね。
“もぐもぐタイム” にも納得です。